



チリモン博物誌
きしわだ自然友の会
幻戯書房/2009年6月17日発行/四六判/並製本/カバー装
装幀と本文組版を担当。イラストレーションも描いています。楽しげな本に仕上がったと思います。
書籍装本設計 真田幸文堂
幻戯書房/2009年6月17日発行/四六判/並製本/カバー装
装幀と本文組版を担当。イラストレーションも描いています。楽しげな本に仕上がったと思います。
六花書林/2009年3月25日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
装幀を担当。カバーは特色2色に箔(つや銀)、加工はニス。表紙と飾り扉、帯は1色です。
こういった余白の使い方はとても好みです。カバーも帯も気に入っています。
晶文社/2009年3月25日発行/A5判/並製本/カバー装
装幀の他、本文組版も担当しています。装幀では杉浦茂さんの漫画の楽しさ!をとことん表現することに挑戦しました。とはいえ口絵に四色で杉浦さんの仕事を多く載せることが決まっていたので予算がなかなか厳しかったですが、常に全体をハンドリングしながら上手く着地させることができたと思います。カバーは二色ですが杉浦さんが活躍していた初期の時代のちょっと印刷の悪い雰囲気を取り入れて、楽しげな雰囲気を演出しました。また、表紙は一色ですが、薄茶色のOKサンドカラーを選択し、根気よくコマの中から探し出した杉浦漫画の様々なキャラクターをシルエットで全体に配しました。とにかく手間をかけて丁寧に丁寧に制作した思い出深い一冊。
六花書林/2008年12月25日発行/A5判/上製本/カバー装/角背
天使に続くレギュラーの妖精モチーフ第1作です。今も思えばかなり自由にやらせてもらっていますね……。カバーは2色にタイトルをつや黒の箔捺し、表面加工はニス。帯は黄色地の紙に1色。
六花書林/2008年9月27日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
カバーは特色2色にタイトル部分をモスグリーンの特色で刷った後に透明箔を捺しています。表面加工はニス。帯は特色2色。文字や意匠で遠近感を意識した構造をはめ込みました。
花書林/2008年9月9日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
モチーフに活版で金属活字を組む時に叩いて活字の高さを整えるための木槌を使用し、評論=言葉に対する姿勢を表現しました。カバーは特色2色にタイトルは金の箔捺し、表面加工はマットPP。帯は1色。
幻戯書房/2008年3月17日発行/四六判/上製本/ビニールカバー装
透明なプラスチックカバーには風船の色の赤と黄の2色を刷り、透けて見える表紙には空の青とバーコードなどのスミの2色を刷り、重ね合わせています。
六花書林/2007年12月22日発行/A5判/上製本/カバー装/丸背
本多稜氏は第二歌集である本歌集で第13回寺山修司短歌賞を受賞しました。また、本多氏の『こどもたんか』(角川学芸出版、2012年)、第四歌集『六調』(六花書林、2019年)の装幀も担当しています。
六花書林/2007年12月16日発行/四六判/並製本/カバー装
カバーは2色でタイトルはつや消し銀の箔捺し、表面加工はニス。帯は1色。控えめながらも忘れ難い装幀に仕上がったのでは思います。
幻戯書房/2007年9月26日発行/A5判変形/上製本/カバー装/丸背
カバーは4色、タイトルと著者名をつや黒の箔捺し。帯は2色。
装幀案を考えるにあたって、担当編集者のIさんと堀文子さんの大磯のアトリエにお邪魔しました。アトリエはどこを見てもわくわくする、好奇心を大いにくすぐる空間で、壁に床に天井にどこを見ても、そして棚の上に置いてあるオブジェや何気なく置いてある木の板や棒、なんなのかよくわからないものやこれで描いているのかなと思わせる画材など、何を見てもおもしろく、こういった空間で堀さんの絵が紡ぎだされているのだと興奮が止まりませんでした。少し落ち着いてから、堀さんとお話ししながらアトリエにある絵を見させてもらい、最終的にこの絵をぜひ!とお願いして、装画を決定しました。装幀案が決まった後は堀さんにさぁさぁとお酒を薦められ、あまり飲めないながらも僕とIさんでかなり飲んだのを覚えています。笑顔でお見送り頂き、大磯駅で倒れつつ、よろよろしながら帰宅しました……。
ちなみに僕は高校が大磯で、その高校は国道を挟んで海の真ん前にあり、東海道線を挟んだ山側の生い茂った木の合間にこのようなアトリエがあったことは当時はまったく知らず、十数年たってから気づいたのでした。クラスの卒業アルバムのクラスの集合写真の撮影場所は大磯駅前だったはず。まさか十数年たって駅前で酔い潰れることになるとは。
六花書林/2007年7月28日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
蓄音機をモチーフに合わせたのはとてもよかったと今でも思っています。オルゴールでもよかったかな? カバーは2色でタイトルは金の箔捺し、表面加工はニス。帯は1色。
幻戯書房/2007年9月10日発行/四六判/セミハード/カバー装/角背
装画はパウル・クレー「鈴をつけた天使」。カバーは2色でタイトルはエンジ色の箔捺し、表面加工はニス。帯は1色。この本、装幀の他に、目次や章扉のマッチや寄稿者プロフィール欄のカット挿絵も描いています。こういう感じのちょっとしたカットを描くのが結構好きなので楽しく描いたのを覚えています。そういえばこの時はまだ私も担当編集者のTさんも喫煙者でした(今はお互いにやめました)。僕はこの時は確かCherry、Tさんは何だったかな。