


昭和十年生まれのカーテンコール
鴨下信一
幻戯書房/2013年12月15日発行/四六判/上製本/カバー装/角背
装画は谷中安規。『居候匇々』(内田百閒)の初版本の本文のカットより。カバーは2色で表面加工はニス。帯は1色。
書籍装本設計 真田幸文堂
幻戯書房/2013年12月15日発行/四六判/上製本/カバー装/角背
装画は谷中安規。『居候匇々』(内田百閒)の初版本の本文のカットより。カバーは2色で表面加工はニス。帯は1色。
幻戯書房/2013年11月16日発行/四六判/セミハード/カバー装
カバーは2色で表面加工はニス。帯は1色。モチーフはお寺や庭園などで見られる飛び石を真上から見たようなイメージで作りました。
幻戯書房/2013年8月15日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
六花書林/2013年8月11日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
カバーは2色でタイトルはつや黒の箔捺し、表面加工はマットPP。帯は2色。モチーフにはアンティークのインクスタンドを使用しました。
河出書房新社/2013年5月30日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
カバーは2色で表面加工はマットPP。帯は2色。
幻戯書房/2013年4月30日発行/四六判/上製本/カバー装
カバーは2色で表面加工はニス。帯は1色。天使や妖精に続く、小人ピエロモチーフ装幀です。これらのモチーフに装幀を創り上げるのがとても好きで、これからも機会があれば繰り返し使っていきたいです。
河出文庫/2013年3月20日発行/A6判/並製本/カバー装
幻戯書房/2013年1月25日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
装幀のほか、カバーの表裏などすべてのイラストレーションも描いています。表紙のイラストレーションもすこしですが一手間かけているので、もし見かけたらカバーを外して見てもらえたら嬉しいです。カバー2色、表紙と帯、飾り扉は1色ですが、予算が少ないというわけではなく、紙の素材感や色味をつかって、色数少なめのこういった雰囲気の装幀がとても好きです。そんなわけでイラストレーションを描くときも2色前提でメリハリをつけて描くことが多いかもしれません。タイトルの文字のきわに手を加えることが多いのですが、イラストレーションがある場合はあまり馴染みすぎないように、アウトライン化したままのシャープなままで使って対比させるように気にかけています。
小学館クリエイティブ/2012年12月20日発行/四六判/セミハード/カバー装
装幀、本文組版を担当。装画は小泉和明プロダクション(小泉和明、佐々木一)。カバーは4色に表面加工がグロスニス。帯は2色。
六花書林/2012年9月25日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背
カバーは特色2色につや消し銀の箔、加工はニス。帯は1色。
弱く、というと語弊があるかもしれませんが、鉱石という硬質なモチーフを使いつつ弱く、静かに溶け込むようなイメージで仕上げました。個人的にとてもよい装幀に仕上げることができたと思っています。
また、内山君の歌の評判は以前から耳に入っていましたが、本が出来上がり皆さんの手元に届いた後のSNSでの盛り上がりは想像以上のもので、ここまで内山君の歌集が待たれていたのかと、その反応をとても強く覚えています。
短歌研究社/2012年7月24日発行/四六判/上製本/カバー装
カバーは2色でタイトルは金の箔捺し、表面加工はニス。帯は2色。モチーフを和にするか、洋にするかで結構悩んだ記憶があります。すこし癖の強い天使モチーフの装幀ですが、歌の強さもあり、問題なく定着したと思います。米川氏はこの歌集で第47回迢空賞を受賞されました。
ちくま文庫/2012年6月10日発行/A6判/並製本/カバー装
つげ義春氏が訪れた温泉で撮影した写真に文章と漫画(一枚絵)をまとめたものです。本文組版も担当しています。編集者との打ち合わせの際に、つげ氏からと温泉の生写真がたしか数百枚入った大きな封筒を渡されました。おそらくそんなに丁寧には保存されていなかったようで、写真は擦り傷が多く、その雑然とした感じがまたよいなぁと思いながら一枚一枚見入っていました。制作の始まりはまずは写真の裏に鉛筆?で書かれた地名を参考にしながら、写真を地域別に分別することでした。結構書かれていないものもあり、担当編集者のAさんと相談しながら確定してゆく作業は中々難儀したようにと覚えています。そういえばこの時は本文の印刷に立ち合っています。