140字の文豪たち

140字の文豪たち

川島幸希

秀明大学出版会/2020年7月30日発行/四六判/並製本/カバー装

初版本の世界の巨人である川島幸希氏が、アカウント名「初版道」としてTwitterでつぶやいてきた文学話をまとめた本です。大きな反響を呼び、即二刷になりました。

202X

202X

藤原龍一郎 歌集

六花書林/2020年3月11日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背

不穏なこの時代の空気感を、そのまま、あまりシリアスに重すぎないように形にしました。

虹のような黒

虹のような黒

連城三紀彦

幻戯書房/2019年9月9日発行/四六判/上製本/カバー装/角背

装画は著者。本文小口・天・地の三方を黒で染めたバージョンもあり。カバーは黒地の紙に銀の特色。タイトル部分はレインボーの箔捺し。

小説は書き直される

小説は書き直される

創作のバックヤード

日本近代文学館 編

秀明大学出版会/2018年12月20日発行/A5判/上製本/カバー装/丸背

日本近代文学館で2017年12月から2018年2月にかけて開催された「小説は書き直される──創作のバックヤード」の展示内容を単行本にまとめたものです。

月夜に傘をさした話

月夜に傘をさした話

正岡容単行本未収録作品集

幻戯書房/2018年12月20日発行/四六判/上製本/カバー装/角背

容の本を形にするにあたってはすでにある形があり、一つ取り上げれば寄席文学のわかるやすい象徴としての江戸趣味的な雰囲気があるわけですが、この本では編集者と話し合い、過去の容の本のイメージを踏襲せず、大胆に容のキャラクターも含めて本という形に具現化することにしました。メインタイトルで異なる文字の部首やひらがなの一部を一体にさせたデザインは新しい挑戦ができたと考えています。背の浅草十二階やカバー裏の着物の女性の足元など、使用している図版は、雪岱研究のために図書館なみに集めている戦前の雑誌から採集し使用しました。表紙は吉原つなぎの模様を配して、従来の容のイメージに合わせてシックに着地させています。

景色

景色

LANDSCAPE

佐藤りえ 句集

六花書林/2018年11月27日発行/四六判/並製本/カバー装

美しい本文組版は著者によります。タイトル部分はグレーの箔捺し。カバーの意匠の他、紙材の選び方も含めて、佐藤氏の世界観に近づけることができたのはないかと。

つららと雉

つららと雉

黒崎聡美

六花書林/2018年7月30日発行/四六判/上製本/カバー装/丸背

装幀を担当。カバーは2色、タイトルはつや銀の箔捺しで表面加工はグロスニス。表紙と飾り扉、帯は1色。これはかなり美しい本に仕上がったと思います。