8月22日(土)河出から刊行された「文藝別冊」『金子國義』が書店に並んでいた

22時過ぎ、ジュンク堂へ。「文藝別冊」の『金子國義』を探す。どうにも見つからず、店員さんに聞いたらすぐに見つけてくれた。早速購入して隣のスターバックスで頁をめくる(煙草をやめてから店選びがとても楽になった)。カラー頁に、初見の、素敵な作品が載っている。夜の食事はいつもの小さなラーメン屋さんで炒飯と餃子。

8月21日(金)ぐろりや会

午後は神保町へ。某事案の定期打ち合わせ。一時間半の打ち合わせを終えてから田村書店を覗いてから古書会館へ。今日はぐろりや会。戦前の手持ちになりサンデー毎日に雪岱の挿絵がないかチェックする。サンデー毎日の雪岱生前の昭和分はデータではすでに確認済みだけれども、見落としがないかと現物を見ることができる機会にはチェックするようにしている。ただ、集中力と体力がかなり奪われてしまうのだけれども。柳田国男の文庫を一冊購入。
久しぶりに古書会館をでてすぐのくるりでラーメンを食べてから事務所に戻る。

8月19日(水)ちいさな勉強会 平野富二の会

今晩は朗文堂にて月一回行われている古谷昌二さんを講師とする「ちいさな勉強会 平野富二の会」。今回で第6回。仕事が終わらず、勉強会が始まる時間に間に合いそうになかったのでタクシーで向かう(いつもは自転車。だいたい20分ぐらいで着く)。もったいないけれどもしょうがない。
富二というと活字関連のみに注目しがちだけれども、明治という日本近代化の中での平野富二の動きを知ることによって今まで見えていた景色は大きく変わることを実感する。三時間ほどの勉強会が終わった後は終電過ぎまで話し込んでしまい結局タクシーで帰宅。

8月17日(月)

普段通り仕事をしているけれども明治通りは交通量少なめでとても静か。お盆の間は飲食店がお休みのところが多くて、SUBWAYかコンビニかといったところだったけれども、そろそろ営業再開して選択肢が増えるのかな(ラーメン屋はいつでも営業してるけど)。
ジュンク堂は相変わらずフロアの書棚配置変更中。文庫のコーナーは今までの配置に慣れてしまっていて、平凡社ライブラリーとかどこに移動したのか探してしまう。すぐに慣れるのかな。『文学者掃苔録図書館』という本が新刊で並んでいて惹かれるけれども、今月は本を買いすぎているので今日のところは我慢しておく。

装幀の仕事:米川千嘉子『歌集 あやはべる』

短歌研究社から米川千嘉子さんの『歌集 あやはべる』です。
かりんの結社誌の表紙をここ数年デザインしているのですが、そのご縁で装幀の依頼を頂きました。確か半年ぐらい前には依頼を頂いたので、ゲラを読み込んで時間をかけてじっくりと作成した記憶があります。時間をかけて良い本が出来上がることもあれば、短い時間でも良いものが出来上がることもあるのでなんとも言えないのですが個人的にはかなり満足のいく装幀の出来になりました。
米川さんはこの歌集で第47回迢空賞を受賞されています。

判型:四六版
製本:上製本 丸背
   特色2色+箔 マットニス 
装丁:真田幸治

装幀の仕事:『銀座並木通り 池波正太郎初期戯曲集』

昨年装幀した本です。
幻戯書房から『銀座並木通り 池波正太郎初期戯曲集』です。
カバーのイラストも自分で描いています。
イラストは校了まで時間がなくても自分のテイストに合いそうな時は描いてしまいますね。

判型:四六版
製本:上製本 丸背
   特色2色 マットニス
装丁:真田幸治

お盆休み

今日は台風の影響で雨がかなり強めに降ったり、でもすぐに止んだり。
夜になって雨は止んだけれども、風はまだ強いですね。
立て付けの悪い窓の鉄枠がガタガタ鳴りっぱなしです。

今年のお盆も特に休みをとることなく仕事を進める予定です。
仕事先もお休みのところが多いので、電話もあまりなく明治通りも交通量が減り、集中して仕事ができる貴重な期間といった感じでしょうか。
ちょっと遅れ気味の仕事があるので、一気に挽回したいところ。

今日のベイスターズは勝利。得点圏打率12球団トップの筒香が初回のチャンスで当たり前のようにタイムリー。久しぶりに三上にセーブがついた。
今週は里見弴の随筆を文庫でゆっくりと読んでいます。

仕事明け

昼過ぎか、夕方前ぐらいと言っていいのかわからないぐらいの中途半端な時間にたてこんでいた仕事の区切りがついたので一休み。
近所のジュンク堂へ。時間のある時は地下一階の漫画を流してからエレベーターで9階へ上がり芸術書のタイポグラフィのコーナーなどをチェックして、エスカレーターで3階に降りて(冬場であればビックリガード向こうに見える夕日を見ながら)文芸書をじっくりと見る。まずは詩集を、それから裏向かいにある歌集と句集、さらに奥に進んで文庫や新書の新刊を、〆は単行本の新刊をチェック。
会計をすませた後は禁煙している時であればジュンク隣のカフェにでも入って購入した本を読むところだけれども、一日一箱ぐらいは空ける普通の愛煙家に舞い戻ってしまったので、カフェとジュンクの間の小道にある開いたばかり飲み屋へ。まだ開けたばかりにもかかわらず十数席はうまっている店のカウンターでビールの大瓶を注文して買ったばかりの本をひらく。とはいえ、酒場は大好きだけれども酒には弱い身としては大相撲の結びの一番を見終わるぐらいには店を後にするのですが。大瓶と串三本で大体800円ぐらい。18時までは飲み物が安いのです。
最後は赤ら顔のまま近所の古本屋、往来座を覗いて帰宅。

朗文堂で誕生日を迎える

先週の金曜日は仕事の区切りをつけてから神保町へ。古書会館。書窓会。相変わらず人気のあきつ書店さんの棚。かわほり堂もがんばっている。雑誌など資料を購入してから、神田の免許更新センターへ。久しぶりの免許更新。古書会館から歩いて行けるので重宝しています。

事務所に戻ってから入稿データを整えて大塚は六花書林へ。自転車で向かうにはよい感じの陽気になってきたなと。出来上がった大松達知さんの第四歌集『ゆりかごのうた』の見本を受け取る。第三歌集『アスタリスク』に続いて、六花書林からの刊行。大松さんと六花書林の宇田川寛之さんとの友情を強く感じる。中々できないことだと思うのです。その後、大塚で一番お気に入りの店で飲む。ここは日本酒も料理もかなりレベルが高い。その後、もう一軒。

その後、自転車は六花書林に置かせてもらって新宿へ。朗文堂。タイポグラフィ学会の定例会。は、もう終わっていた。ほとんどの人が終電前に帰ってしまったので、その後は片塩先生、大石さん、事務局長の松尾さんと三人で夜の3時ぐらいまでお酒を飲みながら雑談。そして誕生日を朗文堂で迎えたことに気づく。家がご近所の松尾さんと一緒にタクシーで帰ろうとするも、その前にラーメンでも食べよう!とゴールデン街のラーメン店「凪」を目ざす。が、こんな時間なのに(だからこそ?)結構な人数が列んでいたので、近場で飲み直してしまう。そこの飲み屋で頼んだラーメンはハナマサで扱っているラーメンの味がした。それはそれで美味いのだけど。朝7時、副都心線で帰宅。

装幀した本も、載せないといけませんね……。

三連休のあと

今年の年始は9連休とかなり長い休みでしたが、結局仕事をしない日がまったく無いというお休みになってしまいました。年末に仕事を預かり、休み明けに入稿といった形が何点か重なってしまい、結局帰省も日帰りでした(とは言っても実家は茅ヶ崎なので近いし、昔と違って池袋から乗り換え無しで帰れるのでで行き帰りは結構楽なのです)。そんなわけで今回の3連休が終わってようやく少しだけ落ち着いた感じです。

装幀の仕事では、幻戯書房からの常盤新平さんの本の装幀では四冊目となる『いつもの旅先』が月末に書店に並ぶ予定です。『私の「ニューヨーカー」グラフィティ』『東京の片隅』に続く本で、結果的に三部作となりました。この三部作と装幀の雰囲気は異なりますがもう一冊『明日の友を数えれば』という本の装幀もしています。『いつもの旅先』の装幀は、提案した案が瀟洒ながらもかなりシンプルな装幀だったので、どう受け取ってもらえるか少し不安な心持ちだったのですが編集者のTさんにはかなり喜んでもらえました。見本が届いたら改めてブログで紹介します。