9月19日(土)「タイポグラフィ学会誌08号」刊行披露会 &第3回本木昌造賞授賞式

タイポグラフィ学会の総会を終えてから「タイポグラフィ学会誌08号」刊行披露会、そして第3回本木昌造賞授賞式。場所は東洋美術学校の学生ホールにて。「「雪岱文字」の誕生 春陽堂版『鏡花全集』のタイポグラフィ」の発表。なんとか終了。雪岱論が語られる時に必ずついてまわる、山本武夫による重要ながらも問題の多い証言を検証し、その証言にでてくる審美書院版『寒山詩集』を否定しています。そもそも、この昭和3年に刊行された『寒山詩集』がなぜ、大正期に作成にとりかかった資生堂和文ロゴタイプの元の資料であると語られてきたのか、やはり雪岱の弟子にあたる位置付の山本の証言ゆえのことだろう。

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