七夕古書大入札会の目録が届く。小村雪岱の装幀本(近松秋江の『未練』や、『東京大観』)も載っているが入札開始最低価格が以前よりもグッと高い。今年は結構近代文学が多い。
他にも目録が続々到着。
七夕古書大入札会の目録が届く。小村雪岱の装幀本(近松秋江の『未練』や、『東京大観』)も載っているが入札開始最低価格が以前よりもグッと高い。今年は結構近代文学が多い。
他にも目録が続々到着。
新幹線の時間を勘違いして30分以上早く新大阪駅に到着。打ち合わせもあるしと早めの新幹線の自由席に乗車して帰京。いつもの駅弁。相変わらず美味しいのにとんでもなく安い。
池袋到着後、ベローチェでアイスコーヒーを飲みながらちょっと休んで事務所へ。本日は資生堂の方が三人来所。所蔵する戦前の資生堂資料をお見せしたり、色々お話しをうかがったり。ちょっとドタバタしてお見せできない資料があったのが申し訳ない。
宅配便を受け取る。こちらについては改めて。もうお気持ちが嬉しいです。夜は幸楽でラーメンと半チャーハン。久しぶりに普通のラーメンを食べたかった。
青幻社から大正から昭和初期にクラブ化粧品が経営していた出版社のプラトン社のモダンガール本が出ることを知る。大阪の出版社で文芸雑誌『女性』や『苦楽(クラク)』で知られているが、小村雪岱繫がりだと九九九会の仲間の水上瀧太郎『勤人』や里見弴『四葉の苜蓿』などの単行本も刊行していた。後に東京に進出。山六郎や後に資生堂意匠部で活躍する山名文夫も在籍している。ツイートでは6月刊になっているがAmazonでは7月刊になっているので遅れているのだろう。その遅れに親しみがわく笑
Twitterでアップしたプラトン社の雑誌の雑誌をこちらにもまとめておきます。
【プラトン社の雑誌『女性』】泉鏡花の「龍胆と撫子」や谷崎潤一郎の「痴人の愛」なども連載された雑誌『女性』。大正11年5月に刊行開始。左上から時計回りに大正12年2月号、大正15年3月号(表紙 山六郎『碧の手套』)、大正15年4月号(表紙 山六郎 表記なし)、昭和3年2月号(表紙 山六郎 表記なし)。
【プラトン社の雑誌『苦楽』】人気を博したプラトン社の雑誌『女性』に続いて大正13年1月に創刊され、昭和2年1月号よりタイトルの表記が『クラク』と変更されている。左上から時計回りに創刊号、大正14年10月号(表紙 山名文夫「クロス・ワード」)、大正15年2月号(表紙 山名文夫「道化」)、大正15年6月号(表紙 山名文夫「青葉」)。
大阪へ。今日の新幹線からアイマスクを導入してみた。もう仕事をするのも読書をするのも諦めた。やはり電車の揺れに弱いのはそうは直らないのだな。ちなみに結果は熟睡。あっという間に名古屋に着く。あまりの熟睡ぶりが怖かったので名古屋からはアイマスクを外す。
大阪阿部野橋駅の立ち食いで初めてのつけラーメンというのを注文。やっぱりかけか中華そばの二択かなと。夜はホテルの部屋で電話打ち合わせ。
古書の注文品が届く。あの淡いピンク色の表紙でお馴染みの名家傑作集、その第三編の泉鏡花『照葉狂言』(春陽堂)です。今回注文したのは大正14年2月発行の改訂15版。おそらく震災の為に紙型が焼失したための改訂版で、元装では布装上製でしたが、写真のようにラフな木版摺りの紙装並製に変わっている。しかし、しかし、今回注文した理由はなんと言っても〈函〉にあります。改訂版裸本は持っていましたが、元装と異なるこの函は初めて見ました。つまらない函ですが、とてもワクワクしています。
ランチは広州酒家へ。帰りに店を開けたばかりの古書往来座に寄り、昨晩の不忍ブックストリームⅡのb-spoの感想を伝える。夏目漱石の『こころ』など五冊の本の刷り部数を当てるクイズ。金曜日にリハーサルにおつきあいしたのだけど、完成度がググッッとあがっていた。しかし日差しが強くなってきた。夏が近づいてきている。
夜はニコニコ美術館の「静岡県立美術館「忘れられた江戸絵画史の本流」を巡ろう(出演:橋本麻里)」を見る。これはおもしろかった。生放送でここまでコンパクトにわかりやすく話すのは学芸員さんの準備はかなり大変だっと思う。行きたいが今週末まで。大阪の講義の翌日に打ち合わせを入れていなければ寄れたのだけど。
夕方、整骨院に行ってから土曜日も動いている六花書林へ。都電荒川線で雑司が谷霊園の停留場で乗車して、東池袋、向原と二駅で下車。大阪のおみやげをお渡ししてから、ゲラを一本受け取る。駅前の焼肉屋へ。
あまり旅への思い入れはないのだけど、さすがにちょっと遠出したくなり、若し行くとしたら美味しい食事が堪能できそうな台湾かなと想像にふける。せめてもと台湾を舞台にした小説をと思い調べたら、ちょうど乃南アサの『六月の雪』(文春文庫)が文庫化されていたので購入。主人公の孫娘が、戦前の台湾が日本の植民地でだったことを知らない記述があり、おばあちゃんと同様に驚いてしまう。現代の教科書はあまり戦前の制作について書かれていないのか。
そうそう、股旅堂から注文品が届いていた。小村雪岱による装幀の花柳章太郎『水中花』(はなやぎ会、昭和7年)。外装無しで完本。目録発行前の股旅堂さんのツイートの画像に写っていて所持本より綺麗そうだなと思っていた本。
まぁまぁ晴れ。朝一で神保町へ向かい東京古書会館へ。本日の古書即売展は新興会。近代文学ものとはあまり縁の無い即売会ですが、念のため足を伸ばす。コロナ禍の影響で初日の18日のみの開催に変更。
その後丸香に列び月見山とかしわ天を食し、日本古書通信社に寄ってから田村書店へ。かなり久しぶりだったので一冊購入。ご主人にワクチン接種の話をうかがう。それから新興会でご挨拶した浅倉屋書店さんに薦められたので萬響へ行くも昼食の為か不在、気を取り直して日本書房に寄り、もう一度田村書店と新興会で細かい買いものをしてから池袋に戻る。
気づけば夕食時だったので明治通りに出てとなりの二豊へ向かうもすでに支度中の札にかわっていた。頼めば行けるような気もしたけど迷惑かと思い諦め、通りを渡って目白方面へ歩き広州酒家へ。が、こちらもすでに準備中。残念。コンビニ食かと考えながら100円ローソンでサワーを二本買い、帰宅前に閉店間際の古書往来座に寄ってみたところ思わず話し込んでしまいカバンからサワーを取り出して長居してしまう。瀬戸君の不忍ブックストリーム用の企画のテストに参加。これはおもしろいよ、瀬戸君。
本日は日比谷図書文化館の小村雪岱展の後処理の打ち合わせ。O澤さんとスタッフのお二人が来所。今後のこともちょっと話しつつ、後処理について話し込む。また剥がす可能性を考えるとパラフィンを巻き直す気力はちょっとないかもなぁ。
ちょっと遅めの昼食に夕方に池袋駅前近くに期間限定出店の尾道ラーメン喰海へ。好みの味。しかし、池袋はこういったクリアな醤油(塩)スープのラーメン屋はあまり人気がないようで悲しい。
学生時代は建築を専攻していたので妹島和世さんの恵比寿時代の事務所にオープンデスクでお世話になりました。最後にイタリアンを御馳走して頂いたのを覚えている。帰りの大阪阿部野橋駅構内の立ち食いうどん屋でいつも通りかけを食べる。
細かくやることが多いのですが、ようやく論文集の加筆修正、書き下ろしもスピードがあがってきました。これでもう少し軽く遠出して純喫茶巡りやラーメン屋巡りができるとよいのですが。