劇画の時代

先週は古書目録が二通。残念ながら特に気になる本はなし。

週末は西荻ブックマークというイベントに。
テーマは「七〇年代は やっぱり劇画の時代だった。」。

杉浦茂の摩訶不思議世界 へんなの…』や
劇画暮らし』(辰巳ヨシヒロさんの自伝です)で組んだM君が
関わっているいる企画ということでお邪魔してきました。

語り手は当時増刊ヤングコミックで編集をしていた橋本一郎さんと戸田利吉郎さん、
そして『あだち充は世阿弥である。』で一緒に仕事をした赤田祐一さん。

会場、そして打ち上げの席で色々と濃い話を伺いました。
一緒に行った古書店開業予定の友人はスター揃いでホワホワしていた様子。

帰りに初めて音羽館に寄りました。
確かにあれは評判通りの良い古書店ですね……
西荻窪の方が羨ましいです
一冊購入。

夜の時間

朝方まで作業している日が続いています。
疲れ気味。
そうゆう時に限って、作業中にソフトが固まり、
1時間ほどの作業時間が あっ という間に飛んでいってしまったり。
新しいパソコンにしてから、そういうことが無くなっていたので
よくパソコンがフリーズしていた時代に自然していた保存動作も
すっかり無意識下でしなくなってしまった……
まめに保存しておけば良いのですが、集中すると忘れてしまう。

午前中は電話でやりとりして、少し休んでから午後は神保町へ。
以前から所持している長田幹彦の『呼子鳥』。
初版から6年後の重版で夢二装になっている本があるのです。
奥付に改版という表記もなく、装幀が変わって、しかも良い感じになるって……

帰りに大塚へ寄って打ち合わせ。版下の受け渡しなど。
明日の日曜日はできれば今日渡したかった本のデータを詰めるのと
お手伝い仕事の冊子をまとめないといけないので一日働いていると思います。

マリーンズとドラゴンズの日本シリーズ第六戦は延長15回引き分け。
先日、ドラファンの友人が遊びに来た時は
ドラゴンズが連打連打の敗戦だったので友人がえらく落ち込んでいたけれども、
負けとはいえ日本シリーズのことで落ち込めるのだから幸せだよなと。

ベイスターズはどこへ向かっているのか……
南海ファンや、近鉄ファンが味わった悲しみと直面する事態だけは避けたい。

神田古本まつり

今日で今年の神田古本まつりもおしまいなので、ちょっと行ってみようかなと思っています。

古書会館での特選古書即売展初日にも行きましたが、探している近代文学は少なめ。某古書店がとんでもなく色々出していますが。

特選の目録で注文した『人間集』新潮社(大正8年 初版)が当選したのは嬉しいところ。小山内薫、吉井勇、久保田万太郎、里見弴、田中純、長田秀雄、久米正雄の七人による合著。

池袋の古書店

池袋駅のうちの事務所の反対側の東武側(西口)には古書店がいくつかあるのですが(老舗だと八勝堂や夏目書房)、そのうちの一つの池袋古書店という古書店が今日で店仕舞いしてしました。ロサ周辺の繁華街の道路一つ挟んだ向い側にあって、気軽に寄れて、かつ硬いものから柔らかいものまで色々あって楽しかったのだけれども。

最後の二日間は半額セールということで、今日(日曜)にちょっと覗いてみたのですが古書会館で開かれている古書展の開場直後のような賑わいぶり。30分ほど棚を眺めて文庫と単行本合わせて10冊ほど購入。近所に古書店(往来座)があるけれども、大事に思っている池袋の古書店がなくなってしまうのは寂しい。

芳林堂や高野書店があった頃が懐かしいです。階段はしんどかったけれども。

屋号変更

午前中は神保町の古書会館へ。
『趣味の古書展』、通称『趣味展』という古書即売展の初日。
ちょうど10時に到着するも人気のある即売展なので、すでに結構な人出。
いつもお世話になっている扶桑書房の棚で10冊ほど購入。

夜は大塚へ。六花書林46冊目の本が納品されたので受け取りに。
それと今年2010年から『書籍装本設計 真田幸文堂』と屋号を変更したお祝いということでご馳走になる。
(六花書林の刊行物は1冊目から全て装幀をさせてもらっているのです)
給料日後の金曜日のせいか、いつも行っているお店が二軒とも満員。
初めてのお店で軽く飲んだ後に、よく二軒目に行くカジュアルな鰻屋、そして三軒目は焼肉。
ふらふらになりながら帰宅しました。

遅れましたが

真田幸文堂のホームページ、遅ればせながらブログだけでも始めます。
設置に手間取り、ようやく公開できました。
ブログのデザイン、装幀の雰囲気と違いますがお許しを。

ホームページの方も装幀した本の書影など、
なるべく早くにアップしたいと思います。
今後とも真田幸文堂をよろしくお願い致します。

今日はこれから東京會舘です。
角川書店の俳句・短歌新年会へ。
銀座。行くことがめっきり減りました。
仕事でも趣味の方でも神保町周辺ばかりです。

画像は三須裕編『銀座』資生堂化粧品部(大正10年)の口絵から。