三連休のあと

今年の年始は9連休とかなり長い休みでしたが、結局仕事をしない日がまったく無いというお休みになってしまいました。年末に仕事を預かり、休み明けに入稿といった形が何点か重なってしまい、結局帰省も日帰りでした(とは言っても実家は茅ヶ崎なので近いし、昔と違って池袋から乗り換え無しで帰れるのでで行き帰りは結構楽なのです)。そんなわけで今回の3連休が終わってようやく少しだけ落ち着いた感じです。

装幀の仕事では、幻戯書房からの常盤新平さんの本の装幀では四冊目となる『いつもの旅先』が月末に書店に並ぶ予定です。『私の「ニューヨーカー」グラフィティ』『東京の片隅』に続く本で、結果的に三部作となりました。この三部作と装幀の雰囲気は異なりますがもう一冊『明日の友を数えれば』という本の装幀もしています。『いつもの旅先』の装幀は、提案した案が瀟洒ながらもかなりシンプルな装幀だったので、どう受け取ってもらえるか少し不安な心持ちだったのですが編集者のTさんにはかなり喜んでもらえました。見本が届いたら改めてブログで紹介します。

三連休の中日

三連休とはいえ、仕事をしています。夜は友人と池袋駅近くで合流し、もつ鍋で新年会。お互いの仕事の近況など。スクーター屋をやっている友人にヴェスパ、ランブレッタの話を聞いたり、こちらは装幀を話をしたり。最近、ヴェスパはまったく乗っていない(150GSというのに乗っています)。
店を出た後、事務所でコーヒーを飲みながら、友人に漢字の「一」の考え方、扱い方についてじっくりと話し込む。「一般の人にはわからんだろうな〜」という真っ当な意見をもらったのだけれども、門外漢のタイポグラフィについての話をじっくりと聞いて、理解する努力をし、意見まで述べてくれるのは本当にありがたい。

日録9月20日(金)

朝方、仕事の区切りをつけてから丸ノ内線で神保町(新御茶ノ水駅)へ向かう。早歩きでJR御茶ノ水の駅から坂を下っても汗をかかなくなってきた。夏は終わったのか。もう秋なのか。古書会館に到着したのは10時30分過ぎ。今日は和洋会。昭和一ケタの雑誌に目を通すも、ひっかかるものは少なめ。

適当に切りあげて五反田へ向かう。東部古書会館では「五反田遊古会」。ふと目はいった、あまり見ないタイトルの戦前の雑誌を手にとったところ、研究に関連がありそうな文章を発見。こういった資料との出会いは足をつかって地道に古書展に通うしかない。

夜は横浜へ。異動で地元に戻る友人を囲んで会食。皆、ヴェスパ繋がり。行きは副都心線経由で、帰りは湘南新宿ライン。湘南新宿ラインの方が早いよう。

9月17日(火)

夕方に大塚は六花書林へ。
今日はお祝いの集い。ワインバーで美味しい料理を頂きつつ、お酒を堪能(強くはないのですが)。いつもより少しだけ気兼ねなく煙草を味わいながら。疲れていたのか、二軒目の蕎麦屋でちょっと眠ってしまったけれど。確か二軒目で聞いた「お酌の小話」はかなり気に入ったかも。しかし、大塚は街の大きさの割にとても素敵なお店が多い。

日録9月16日(月)敬老の日


[↑茅ヶ崎市美術館]

前日の湘南新宿ラインの最終で実家は茅ヶ崎へ。
池袋から一本で帰れるのでとても助かる。
今日は台風の中、猫とたわむれたり、
すっかり雨雲もなくなった街を散歩したり。
図書館まで足をのばして、雑誌を読むもすぐに閉館してしまったので
近所にある美術館でやっていた「魯山人の宇宙」を見る。
500円。
閉館時間間際だったので人があまりいない中ゆっくり見れたのはよかった。
二階にあるカフェからは綺麗に富士山のシルエットが。
そういえば池袋の事務所の建物屋上からも天気が良いと時々見れるな、富士山。

夜はお刺身でした。
小さい頃、子どもたちが地引き網をする団地のイベントがあって
シラスをビニール袋一杯に持って帰っていた記憶がある。

日録9月13日(金)

金曜日なので朝から神保町へ。開場したばかりの古書会館地下へ降りる。今日の古書即売会は趣味の古書展。
目的の古書店の棚は相変わらずの大盛況だ。資料として集めている雑誌などを十数冊ほど購入したので宅急便で送ってもらう。持ちかえることも考えたけれども、疲れて仕事ができなくなってもね……。

会場を出て打ち合わせを済ませてから事務所へ戻って仕事へ。
届いていたメールを見たら、見本があがってきたとのこと。
寄って受け取ってくればよかった。

ベイスターズの試合は無かった。

明日から世の中は三連休。茅ヶ崎へ戻る月曜日を除いて仕事の予定。

日録9月11日(水)

郵便が届く。戦前の雑誌の創刊号。
小村雪岱の作品が載っている雑誌なのだけれども帯付きなんて初めて見た。
残念ながら帯の絵は雪岱ではなく吉田貫三郎。

たまっている書類の整理。
フォントの年契約の書類がでてくる……

本文仕事。

ベイスターズ、ジャイアンツ相手に8回表ノーアウト満塁で荒波、後藤、金城が凡退。
2×1で負けた。
中継ぎががんばった。
あと一本がでないのが強いチームとの差か。

夜は近所のラーメン屋と謳っている飲み屋へ。
おまけのおかずが三皿もでてきた。豆腐、キムチ、めかぶ。
年輩の常連さんが東京オリンピックまで生きるぞと話していた。

日録9月10日(火)

歌誌『未来』の今月号が届く。
いや届いたのは昨日だったか?
田中槐さんの頁に目を通す。

ラフを作成。
もう少しか。

夕方のジュンク堂から出てすぐ小道にはいると
ちょうどみつぼが開店していて危ない。
油断していると着席している。
18時までは飲み物の割引があるので
瓶ビールもろもろで1000円いかないぐらい。
石神井書林さんの『古本の時間』(晶文社)を読む。

『古本の時間』、装幀は平野甲賀さん。
平野さんの装幀というと、その書き文字に目がいきがちだけれども
紙材の選び方が若々しい。
しかしこの文章、古本屋さんの書く文章のような気恥ずかしさが一切無いのはどういうことだろう。
上手い。

ベイスターズ、ジャイアンツ相手に9回表ワンナウト満塁で荒波が併殺。
2×1で負けた。
三浦の好投が救い。

9月8日(月)タイポグラフィ学会総会&講演会

タイポグラフィ学会の総会、そして学会の講演会を参加する為に新宿へ。
自転車で向かったのはちょっと失敗。
講演会の途中から大雨。

『タイポグラフィ学会誌06』刊行披露の今回の講演の内容です。
内田明さんの「活字史研究書としての徳永直『光をかかぐる人々』に見られる達成」
板倉雅宜さんの研究ノート「教育書肆 集英堂 山中八郎・橋本源七について 栃木県特有の活字を尋ねて」

近所のお店で懇親会に参加して、その後朗文堂に寄る。
朝一の飛行機で帰ると仰っていたKさんは新宿のどこかで朝まで飲んでいるのでしょうか。
小雨の中、どうにか自転車で帰宅。

仕事場移動

仕事部屋を明治通り側から、裏の法明寺側に移動してみました。
静かになるかと思いきや、蝉の鳴き声が結構すごい。
それと東向きなので徹夜明けの朝の日差しがかなりきついけれども、
お寺があるおかげで高い建物がなく、
スカイツリーがよく見えるのは気分転換の時に楽しいです(特に夜)。
夜は静かなので集中できそう。
仕事の合間に学会用の論文を書いているのですが
まだまだ終わらず……。
図版整理も結構きつい。

しかし今年の夏は暑かった。